
LCP (Liquid Crystal Polymer)
液晶ポリマー
別称「液晶ポリエステル」
パラヒドロキシ安息香酸を基本とした構造。 パラヒドロキシ安息香酸は、単体のみのポリマーは、融点が熱分解温度を超えるため、融点を下げる目的で、様々な成分と直鎖状にエステル結合させる。
一般的な結晶性のプラスチックは、溶融すると結晶構造がくずれるが、液晶ポリマーは、溶融しても強い分子間力によって結晶を保ち、分子が規則的に並んだ液晶状態である。
[長所]:
耐熱性に優れる。
高い剛性。(結晶が緻密で、エンプラのフィラー強化レベルを上回る。但し異方性あり。)
高い弾性。
成形流動性がよい。(液晶的性質、溶融時の分子同士の絡みが少ないため、粘性が低く、微細な成形にも都合が良い。)
耐薬品性に優れる。
寸法安定性。
[短所]:
衝撃、磨耗性が弱い。ガスが発生しやすい。バリが出やすい。
機械加工、溶接は良好。接着、曲げ加工×。