熱可塑性プラスチックは、
再度加熱溶融した後、成形冷却固化して再生使用が可能なプラスチック。
日常製品や工業用に使われるプラスチック部品の殆どが熱可塑性樹脂。
炭素を中心とするプラスチック分子の基本単位であるモノマーが、重合して高分子(ポリマー)となった鎖状分子構造。 熱硬化性樹脂のように高分子間で架橋する構造ではない。
そのため、一度合成したプラスチックは、再度加熱して溶融することができ、溶融した状態で成形型に入れて、冷却すると再度固化して用いることができる。
熱可塑性樹脂の成形は、ガラス転移点(詳しくは解説ページへ)または、融点に達する温度で行われ、この温度環境においてはプラスチックの化学的変化は起こらない。
加熱していくと、(1)主鎖が炭素Cだけのポリマーが最も分子運動が激しくなり、(2)主鎖に炭素C以外の元素を含むポリマーがその次、最後に(3)主鎖にベンゼン環を含むポリマーは分子運動しにくい状況となる。
すなわち
(1)汎用プラスチック
PVC(塩ビ)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)など
(2)エンジニアリングプラスチック(エンプラ)
POM(ポリアセタール)、PA(ポリアミド)、PC(ポリカーボネート)など
(3)スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)
PEEK(ピーク)、PAI(ポリアミドイミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)など
という分類をすることができ、(3)が最も耐熱性に優れ、機械的強度も良い。
汎用プラスチック Commodity Plastic
エンプラ [エンジニアリングプラスチック] Engineering Plastic
スーパーエンプラ [スーパーエンジニアリングプラスチック] Super Engineering Plastic