
高分子物質(合成樹脂が大部分である)を主原料として人工的に有用な形状に形作られた固体である。ただし、ゴム・塗料・接着剤などは除外される。
ギリシャ語のplastikos(塑像の)に由来しており、一般的に可塑性物質という意味がある。 可塑性とは、力を加えると変形し、その力を除いても形状が保たれる性質をいう。
数千年前の遺跡より漆器がきれいな状態で発掘。天然樹脂の代表。
アカシヤ樹の寄生昆虫より抽出されたシェラックは、レコード盤の原料として用いられていた。
ドイツのスタウディンガーが、プラスチックの主成分である高分子(ポリマー)を発見。
フランスのルノールが、ポリ塩化ビニルを発明。
ドイツのジモンが、ポリスチレンを発明。
アメリカのハイアット兄弟によりセルロイド(半合成プラスチック)を発明し、実用プラスチックとして工業化された。硝化綿に樟脳を加えて成形可能にした。ビリヤードの玉などに成形。(※「半合成プラスチック(樹脂)」:天然物を化学処理して使いやすくしたもの)
ドイツのバイエルが、フェノール樹脂を発明。
イーストマン・コダック社がセルロイドを映画用フィルムとして使用。
アメリカのベークランドが、フェノール樹脂を工業化。ベークライトとして広まる。カメラボディや電話機として用いられる。
酢酸セルローズ(不燃セルロイド)が発明され、映画館の火事が激減した。
ユリヤ樹脂が発明される。
ポリスチレンが工業化。
アクリル樹脂が工業化。
アメリカのカロザースらが、ポリアミド(商品名:ナイロン)を発明。主要研究員5名のイニシャルからNYLONと命名。1941年に工業化。
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ベークライトが生活に登場。
石油化学コンビナートブーム。エチレン中心の総合化学工業。ポリエチレンを初めとする種々のプラスチックが大量生産されて、衣料や生活環境へ浸透して行った。
その後、プロピレン中心の総合化学工業。
高機能樹脂の開発と誕生。
(参考文献:日本実業出版「プラスチックのはなし」/ナツメ社「図解雑学プラスチック」)