プラスチック(樹脂)の基礎知識−定義とその歴史|KDA(ケーディーエー)

プラスチックの基礎

プラスチックの定義・語源・その歴史をたどります

プラスチックとは?

プラスチックの定義

JIS(日本工業規格)

高分子物質(合成樹脂が大部分である)を主原料として人工的に有用な形状に形作られた固体である。ただし、ゴム・塗料・接着剤などは除外される。

プラスチックPlasticの語源

ギリシャ語のplastikos(塑像の)に由来しており、一般的に可塑性物質という意味がある。 可塑性とは、力を加えると変形し、その力を除いても形状が保たれる性質をいう。

プラスチックの歴史

プラスチックの前身

数千年前の遺跡より漆器がきれいな状態で発掘。天然樹脂の代表。
アカシヤ樹の寄生昆虫より抽出されたシェラックは、レコード盤の原料として用いられていた。

1826年

ドイツのスタウディンガーが、プラスチックの主成分である高分子(ポリマー)を発見。

1835年

フランスのルノールが、ポリ塩化ビニルを発明。

1839年

ドイツのジモンが、ポリスチレンを発明。

1870年

アメリカのハイアット兄弟によりセルロイド(半合成プラスチック)を発明し、実用プラスチックとして工業化された。硝化綿に樟脳を加えて成形可能にした。ビリヤードの玉などに成形。(※「半合成プラスチック(樹脂)」:天然物を化学処理して使いやすくしたもの)

1872年

ドイツのバイエルが、フェノール樹脂を発明。
イーストマン・コダック社がセルロイドを映画用フィルムとして使用。

1909年

アメリカのベークランドが、フェノール樹脂を工業化。ベークライトとして広まる。カメラボディや電話機として用いられる。

1917年

酢酸セルローズ(不燃セルロイド)が発明され、映画館の火事が激減した。

1920年

ユリヤ樹脂が発明される。

1930年

ポリスチレンが工業化。

1934年

アクリル樹脂が工業化。

1938年

アメリカのカロザースらが、ポリアミド(商品名:ナイロン)を発明。主要研究員5名のイニシャルからNYLONと命名。1941年に工業化。

第二次世界大戦後

ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ベークライトが生活に登場。

1960年代以降

石油化学コンビナートブーム。エチレン中心の総合化学工業。ポリエチレンを初めとする種々のプラスチックが大量生産されて、衣料や生活環境へ浸透して行った。
その後、プロピレン中心の総合化学工業。

現在

高機能樹脂の開発と誕生。

(参考文献:日本実業出版「プラスチックのはなし」/ナツメ社「図解雑学プラスチック」)

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