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プラスチック・樹脂の用語解説 た行

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耐熱性 ( Heat resistance )


プラスチックが高温環境下において、その物性を維持する性質をいう。

一般的に耐熱性の高いプラスチックは、分子運動しにくい構造となっており、炭素鎖ばかりでなく、そこにOやNなど炭素以外の元素が入ると温度を上げて行っても運動しにくくなる。 

特にベンゼン環を特徴とするスーパーエンプラは、結合が強固で、高温になっても構成分子が運動しにくく、高い耐熱性を維持することができる。




※以下は「プラスチック読本」(出版:プラスチックエージ)より引用編集

耐熱性には、化学的耐熱性物理的耐熱性 がある。

化学的耐熱性:
耐燃焼成や熱分解のしにくさなど、熱劣化のしにくさの程度を示す。
分子構造中の化学結合の強さに強く依存し、C-F結合を持つフッ素樹脂やSi-O結合を持つケイ素樹脂の熱分解開始温度は高く、化学的耐熱性が高いといえる。

物理的耐熱性:
短期間の耐熱性(耐熱軟化性)長期間の耐熱性 に分類される。
1) 短期間の耐熱性
高温まで力学的特性や電気的特性があまり変化しないことを意味し、荷重たわみ温度や軟化温度などとして評価される。
2) 長期間の耐熱性
一定温度における力学的特性や電気的特性の保持の程度を示すもの。
連続使用温度などで評価される(UL746Bに規定)。

両者の関係について
一般的に短期間の耐熱性が高いものは長期間の耐熱性も高く、短期間の耐熱性が低いものは長期間の耐熱性も低いという関係になるが、PTFEフッ素樹脂)のように荷重たわみ温度(短期間の耐熱性)が低く、連続使用温度(長期間の耐熱性)が高いものもある。

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